『アルテ平和工房』工房技術担当の永露です。
昨日のブログの続きになるますが、今日は肩から着丈詰めの作業内容を先日したジャケットの例と解説図を使ってすこーし専門的にお話しようと思います。
長文申し訳ありません
肩から着丈詰めの作業内容。
肩から着丈詰めは、ジャケット(衿周り)の作りと詰める寸法(ジャケットごとに限界が違いますが)、ゴージラインをどう変化させたいか?など‥仕上げたい方向性とどこまでできるかをそれぞれ毎回計算し直して作業します。
うーん何が言いたいか書いてる自分でもごちゃごちゃしてしまいます
今回はダブルジャケット2センチ肩から着丈詰めをした例で説明しております。
作り方を記憶しておいてまずは解きます。縫い代がどこにどのくらいあるかを調べて、
理想の形を考えます。
方向性が決まったら、作業する寸法の割り振りをします。
衿作りや生地&芯地によって、割り振りを細かく調節します。
毎回理想の形と寸法が変わるので、必ず寸法図は作業者が作ります。
やっと作業開始です。
本体と衿を解体して、
本体を詰めます(写真を忘れてしまいました)
脇下のたるみアームホール底が深い場合は浅くもする事も可能です。袖丈が短くなると言う前提ですが、
裏衿:今回は元々あったネック後ろ中心の縫い目でも少し詰めます。
この分は表衿はアイロンワークでイセで縮めます。
今回はミシンで中縫いされておりましたので、ギリギリまで出すことができました。
そして後は元に戻すため、ハンドステッチを入れ直したりと通常の直しを完了させて完成です
ゴージラインの位置と角度そして上衿の大きさ
どれもバランスよく完成できました。
胸ポケット
フラップポケット
ボタン位置
ウエストポイント
昨日説明いたしました。
重心問題も全て解消しております。
ゴージラインは流行によって、かなり変化していますが、流行が変わってもある程度はおかしく感じないようなラインを目指して作業いたしております。
もちろん全体のバランスが保てず作業不可能なジャケットもございますが、今回のように、かなり変化できるものもございます。
1度ご相談下さい。
最後に‥
作業をする側からお届けいたしますので、どうしても専門的になってしまいますが、なんとなーく雰囲気でもお伝えできたら幸いだと考えております。
2日間に渡って小難しい内容を読んで下さり
ありがとうございました。
良いものを永く!
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